TOP > 関東大震災から100年
2023年は関東大震災から100年という節目の年です。
TVや新聞でも特集が組まれはじめていますね。
■ 関東大震災の震源および規模等
この地震により、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県で震度6を観測したほか、
北海道道南から中国・四国地方にかけての広い範囲で震度5から震度1を観測しました。
(※当時の震度階級は震度0から震度6までの7階級でしたが、
家屋の倒壊状況などから相模湾沿岸地域や房総半島南端では、現在の震度7相当の揺れであったと推定されています)
関東大震災では、10万棟を超える家屋を倒壊させました。
また、発生が昼食の時間と重なったことから、多くの火災が発生し、大規模な延焼火災に拡大しました。
関東大震災というとこの建物の倒壊や地震火災のイメージが強い方が多いかもしれませんが、
実際には土砂災害や津波等の被害が複合的に発生した災害でした。
東京駅前の焼け跡(日本橋方面)
建長寺(鎌倉)
■ 関東大震災と土砂災害
関東大震災では、関東南部の山地や丘陵地・台地の縁辺部で、地震による強い揺れによって崩壊や地すべり、土石流などによる土砂災害が多数発生しました。
土砂災害が多発した理由として、前日にかなりの降雨があったことが要因の一つと考えられています。
■ 関東大震災と津波
関東大震災は、震源域が相模湾内にあったため、三浦半島から伊豆半島東岸に高さ数m以上の津波をもたらしました。
早いところでは地震後5分程度で津波が襲来し、津波の高さは静岡県の熱海で12m、房総半島の相浜で9.3mとなりました。
内閣府・気象庁では特設サイトを掲載していますので、ぜひご確認ください。