アルコール検知器の選び方

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2023年12月5日アルコール検知器の選び方

コラム

2023年12月1日より「アルコール検知器の使用義務化規定」が施行されましたが、
事業者の皆様はどのようなアルコール検知器をご使用されていますでしょうか。
警察庁の通達にはアルコール検知器についてこのように記載されています。

これを読まれた方は、
「いや、そういうことを聞きたいのじゃなくて…」や、
「それってアルコール検知器ですよね…」とツッコミをしたくなる気分になっていると思います。

世の中に出回っている検知器は、
値段が1台あたり数百円のものから1万円以上するものまでありますので、
なんとなく中間値の数千円程度の検知器を選ばれてはいませんでしょうか。

はじめに、アルコール検知器について知っておかなければならないポイントがあります。
● アルコール検知器は消耗品(使用回数の限度がある)
● 検査精度は機種によってかなりブレがある
● アルコール検知器協議会の認定機種がひとつの目安

ひとつずつ確認していきましょう!

● アルコール検知器は消耗品(使用回数の限度がある)
機種によって使用回数の限度は異なりますが、500回程度のものから
数千回まで使える機種があります。
使用回数の限度が過ぎるとアラートが鳴る機種もありますが、
そうでない機種もあるので、予め使用回数を把握しておく必要があります。
また内蔵されているセンサーには寿命があります。
センサーの寿命は「1年〜1年半」とされていますので、
「センサー寿命」もしくは「規定の使用回数」の上限で交換を検討する必要があります。

● 検査精度は機種によってかなりブレがある
安価なアルコール検知器では誤検知があるという声も多く、精度が低い、
計測結果にブレのある検知器を使用していると、
事業所内での検査では問題なかったものの、
実際に事故を起こした際に警察によって計測された時にはアルコールが検知された、
といった事態になり兼ねません。
一定の精度が担保された検知器を選定、ご使用いただくことをお勧めします。

● アルコール検知器協議会の認定機種がひとつの目安
では、どのアルコール検知器を選べば良いの?に対して、
ひとつの目安ですが、「アルコール検知器協議会」の認定機器があります。

認定機器一覧 –
アルコール検知器協議会アルコール検知器協議会アルコール検知器協議会 (j-bac.org)

アルコール検知器協議会は2015年に発足した非営利団体で、
第三者目線でアルコール検知器の信頼を独自の判断基準で行っています。
誤検知の有無といった観点では、一定の信頼性が担保された検知器として
ご使用いただけると思います。

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