Windows 10 のサポート終了に伴う注意喚起

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2024年12月2日Windows 10 のサポート終了に伴う注意喚起

コラム

2025年10月14日(米国時間)にMicrosoft社が提供しているWindows 10の
サポートが終了します。
現在Windows10搭載のパソコンをご利用の場合、
後継OSへの迅速な移行が必要となることから、今回は独立行政法人
情報処理推進機構(IPA)からの注意喚起をご紹介いたします。

■ 概要
一般的に、サポートが終了した後は新たな脆弱性が発見されても
製品ベンダ(製造元、販売供給元)による修正が行われなくなりますので、
脆弱性を悪用したサイバー攻撃による情報漏えいや、
意図しないサービス停止などの被害を受ける可能性が高くなります。
よって、Microsoft社のサポート終了までにWindows11への買い替えや
アップグレード等の対応が必須
となります。また、OSだけでなく、
対象OS上で稼働するアプリケーションについても
サポートが順次終了していくため、あわせて対応をご検討ください。

■ サポートが終了するソフトウェア製品の継続利用に伴うリスク
CISA(アメリカ合衆国サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁)によると、
2024年1月から2024年9月までに公開されたWindows OSの脆弱性の
悪用を確認されたとする情報が2024年9月時点で15件登録されていることからも、
被害を受ける可能性が高いと考えられます。
また、その中でもランサムウェア(※)へ感染させることを目的に
悪用されているとの情報(2024年9月時点)もあります。

(※)ランサムウェア・・・パソコン等の端末やサーバ上のデータを暗号化する等して
使用不可にし、それらを復旧することと引き換えに身代金を支払うように
促す脅迫メッセージを表示するウイルスの総称。
身代金を支払っても復旧できないケースもある。

サポートが終了したOSを使用し続け、仮に危険度の高い脆弱性が
新たに発見された場合、製品ベンダによる修正等の対応が期待できず、
セキュリティリスクを解消することができなくなります。
結果として、脆弱性を悪用した攻撃による情報漏えいや
意図しないサービス停止等の被害が生じる可能性が高くなります。

<サポートが終了したOS上で稼動するサードパーティ製(※)ソフトウェア>
OSのサポート終了による影響は、これらOS上で稼動しているブラウザや、
メールソフトといったサードパーティ製のソフトウェア製品にも及びます。
例えば、OSのサポート終了に伴い、そのOS上で動作するソフトウェア製品のサポートも
終了することが考えられます。
サポート終了後に発見された脆弱性については、修正が行われない可能性が高く、
意図せずセキュリティ上のリスクを抱えることになります。

(※)サードパーティ製・・・WindowsOSを使って独自のアプリやサービスを提供する企業製品。
例)Adobe社製品全般、Microsoft Officeと互換性のある計算ソフトなど

OSのサポート終了を見越して、
サードパーティ製のソフトウェア製品等の更新も実施するようにしてください。

出典:IPA情報処理推進機構 Windows 10 のサポート終了に伴う注意喚起
https://www.ipa.go.jp/security/security-alert/2024/win10_eos.html

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