TOP > 踏切事故から保険について考える
2019年9月5日に神奈川県で京浜急行と大型トラックが衝突するという大事故が発生しました。この事故について自動車保険での対応を考えてみたいと思います。
トラックが任意保険に加入済みとして、電車の乗務員、乗客のケガ、そして物損も発生しますので、それらはトラックの対人対物賠償での対象になるかと思います。
しかし、仮にトラックが何らかの事故により線路内で立ち往生したが余裕を持って対処でき、電車は物損を伴うことなく停車できた場合はどうでしょうか。
物損の支払いはなくとも列車の運航不能による損害賠償請求がされる可能性が考えられます。
2020年1月に多くの保険会社が自動車保険を改訂します。
上記のような場合、従来保険の対象になりにくいケースでしたが、対応可能とする改訂を行う保険会社もあります。
次に、電車乗車中の乗客自身のケガについて考えてみます。
個人で加入している自動車保険で人身傷害保険特約を付けていれば、そこから補償を受けられるケースがあります。
電車、自転車、飛行機、ロープウェイ、ヨット、動く歩道、エレベーターなどを交通乗用具と呼びますが
これらに乗車中の事故を自動的に補償できる保険会社と補償を広げる特約によって補償できるようになる保険会社とがあります。
ご自身の契約の補償の確認されてみてはいかがでしょうか。
弊社でもお手伝いをさせていただくことができます。
お気軽にお申し付けください。